私の話ですが、新入社員として入社してから数年で悩んでいたことがあります。その悩みは、上司や先輩にはスキル面でかなわず、私が受けている仕事は私がやる意味ってあるのかなーという悩みです。具体的にはこんな悩みです。
- 私でもできる仕事は、上司や先輩であったりほかの社員であったりがやっても同じなのでは?
- 私しかできない仕事ではないし、私がここで仕事をする意味ってあるのかな?
会社員などでこういった悩みを抱えている人、抱えたことがある人は多いのではないでしょうか。この悩みを抱えたまま進んでいくと、価値を見出せない・貢献できていないなど思ってしまい、だんだんとモチベーションも下がっていくことでしょう。なにより、私自身がそうでした。
ですがこの悩みの解決として、自分自身しかできない仕事だけを見つけていくこと、そのスキルを見つけることが大切なのでしょうか?
私の考えですが、この悩みは半分Yesで半分Noだと思っています。
自分自身しかできない仕事が必要??
あくまで会社員だけの話ではありますが、私自身が思うに必要はないです!
結論としてはあまりに冷たい感じですね。
ただその理由は、会社が回るためには、誰がやってもできる仕事にして安定して運用を回すことが大切だからと私は思っているからです。
会社員としては、もし自分自身しかできない仕事があると、いわゆるブラックボックス化してしまうことにつながります。すると、組織で仕事することが大切な会社員にとっては、本質的に言えば致命的です。例えば、あなたが何かで急遽休んでしまった時に誰も対応ができない、つまりはヘルプできない状態で組織として崩壊してしまいます。崩壊は言い過ぎだとしても、業務が一部止まったり、同じような成果を組織として発揮できないです。つまり、会社員の本文として本質で考えれば、ブラックボックス化してしまうような自分自身にしかできない仕事は作ってはいけないのです。
それに、そんな環境なので自分が簡単に休めることのできない環境になってしまいます。組織として自分自身として、良くない環境になってしまうことでしょう。
また、もし自分だけできることを固持している人がいるとしたら、それは自分自身も周りの人の成長も奪っているのです。今までやってきたことをほかの人が新しく対応できれば、周りの人は成長することができます。また、自分自身は空いた時間で、新しい業務をこなすことでさらなる成長ができます。
つまりは、自分自身しかできない仕事があるとデメリットが多いのです。
【自分自身しかできない仕事があるデメリット】
- 休んだ時に、他の人が無理をして対応しないといけない、もしくは業務がとまる。
- つまりは、有給休暇などを自由に使って休める環境でなくなる
- 周りの人がその業務を覚えて成長する機会を奪ってしまう
- 自分自身の新たな業務を覚えるための成長機会を無くしてしまう
会社員としては、自分のことも周りのことも考えて、できる限り自分しかできない仕事はなくて良いのです!是非ともなくしていきましょう!
会社員の本質としては、誰でもできる仕事であることが大切です!
では、自分が仕事をする意味はどこにあるの?
てことは、ここまで話したことを踏まえると、
- 自分しかできない仕事はいらないってこと?
- つまりは誰が仕事をしたって良いから自分が仕事をする意味ってないの?
と感じてしまいますよね。自分なんて仕事にいらないのではないかと。。。
いえ、私が言いたいのはそこまでの話ではないのです。
私が結論として付け加えたいのは、仕事は誰がやっても良いものであれば、”私にこそやってもらいたい”と思ってもらえる仕事をすることがとても大切だと言いたいです!誰でも良いからこそ、この人に仕事をやってもらいたいと思ってもらえるように、誰でもできる仕事に+αを出すことが大切だと思っています。
私にこそやってもらいたい+αってどんなことかというと、、、
例えば、私の場合、普段から話しやすい人という振る舞いを心掛けています。仕事を頼むにしても、機嫌悪い人より、話しかけやすい人に依頼したいものではないでしょうか。そのほか、私は依頼されていたことをパッと見てわかるような資料作りを意識していました。こんなことが+αを出すことだと私は思っていて、同じ仕事をこなす中で自分を出していくことができるのです。
【+αの仕事の一例】
- 話しかけやすい人でいること
- 資料作成依頼の際には、見やすい資料を心掛けること
- 仕上げるスピードがとても早い
- 仕事がすごく正確
そんなに、難しいことでなくてよいのです。自分自身がちょっと得意なことを武器に、+αの部分を色付けしていきましょう。これを意識することで、仕事で信頼されるようになってきます。それに、前段で話した通り、会社員の本質である誰がやっても同じ部分も大切にすることにもつながります。
自分が仕事をする意味として、+αの部分に意味を作っていくことを大切にしていきましょう!
自分が仕事をする意味は+αの仕事で発揮しよう!
(職場で信頼される人として「相談される人」について書いた記事もあります)
仕事で+αを出す人になるためにおすすめの本
仕事で+αを出すには人それぞれいろいろとありますが、その中でいくつか役に立ちそうな私のおすすめの本を紹介します。
話しかけやすい人になるための方法を教えてくれる一冊
・本のタイトル:なぜか話しかけたくなる人、ならない人
・著者:有川真由美
・出版社:株式会社PHP研究所
<内容>
ついつい話しかけてしまいたくなるような人ってどんな特徴を持っているか教えてくれる本です。難しいことをしているわけではなく、普段のちょっとした意識付けでどんな人でも話しかけたくなる人になることが身につく本です。多くの人に話かけてもらいたい人物を目指す人におすすめの一冊です。
信頼される人の傾聴力を身に着けるための一冊
・本のタイトル:悪魔の傾聴
・著者:中村淳彦
・出版社:株式会社飛鳥新社
<内容>
筆者の聴きだすテーマがかなり重い内容なものの、その分、職場での傾聴などにもとても活かせる方法を具体的に記載した本です。本に記載の方法を少しずつでも取り入れるだけでも、傾聴のやり方が今までと大きく変わると思いますので、傾聴力を身に着けたい人にはおすすめの一冊です。
会社でしんどい時こそ、別の道もあることを教えてくれる一冊
・本のタイトル:「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由
・著者:汐街コナ
・出版社:株式会社あさ出版
<内容>
会社で働いているととてもしんどい気持ちになることがあります。それでも、会社を辞めるという選択がどうしても怖くて頭になく逃げ出したいのに、逃げ方がわからずにメンタルで追い込まれることがあるでしょう。私もそうでした。そんな中で、もっと世の中は広くて他の道に進むこともできると気持ちが変わるきっかけになる本です。
まとめ
会社で自分がいる意味がどういうものか解説してきました。あくまで私自身の経験からの考えになりますが、結論としては次になります
・会社が回るためには、誰がやってもできる仕事であることが本質
・その中で、仕事で+αを出して自分が仕事をする意味を見出すことが大切
自分自身が必要かどうか悩んでいる人は、仕事では誰でも大丈夫だからこそ、+αの部分を出せることが自分の強みとして取り組んでみてはいかかでしょうか。
以上になります。
最後まで読んでいただきまして、誠にありがとうございました!
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